さて、前回の続きです。
意外と出だしからむずかしいThe Very Hungry Caterpillarですが、続きもやはり簡単ではありません。
One Sunday morning the warm sun came up….and POP, out of the egg came a tiny, very hungry caterpillar.
"ある日曜の朝、あったかい太陽が上がってきて・・・"
あおむしの話は一週間で、短い中に曜日の単語が全部出てくるのが特徴です。
ここまでは超かんたん、その次、"POP" !?
これはパンッって卵が割れる音だってなんとなく想像できますね。
日本語だと「ポンっと」や「ポンっていって」のように、「っと」や「っていって」がつくのが普通かもしれませんが、
辞書を引くと、popに動詞の意味がたくさん載っているので、これを動詞とってpop out of...?などと考えるとややこしくなってしまいます。*1
英語は"POP"をそのまま副詞として使えます。
英語の方がシンプルでかっこいい感じもしますが、日本語に比べて擬音語の数が少ないから可能なのかもしれません。
しかし、その分、擬音語も単語としてある程度覚える必要はあります。
さて、問題はその次です。
out of the egg came a tiny, very hungry caterpillar.
この文は、out ofから始まっていて次に動詞cameが来て、主語はどこ?って思って読んでいくと
ちゃんと出てきますねa tiny, very hungry caterpillarと。
通常の語順に直すと
A tiny, /very hungry /caterpillar / came /out of the egg.
"ちいさな/とてもおなかの空かせた /あおむしが /出てきた /卵から。"
ちなみに、中学生などを教えていてよくあるのが、a tinyとvery hungry caterpillarを分けてしまう間違いです*2。
英語のカンマには二つの形容詞を並列する働きがあるのです。この場合はtinyとvery hungryをくっつけて、「小さく、そしてとてもおなかを空かせた」という意味になります。主に文を区切る場合にのみ用いられる日本語の読点「、」とは違う用法なので気をつけましょう。
最後の文は簡単です。いわゆる動名詞を使っていますね。
He /started /looking /for some food.
彼(あおむし)は、/始めた /探し /食べ物を(求めて)。
練習問題
肯定 A tiny, very hungry caterpillar came out of the egg.
⇒疑問
⇒Yes,No
⇒What主語
⇒答え
⇒Where
⇒答え
練習問題の答え
⇒疑問: Did a tiny, very hungry caterpillar come out of the egg?
⇒Yes/No: Yes, it did./ No, it didn't.
⇒What主語: What came out of the egg?
⇒答え: A tiny, very hungry caterpillar did.
⇒Where: Where did a tiny, very hungry caterpillar come?
⇒答え: It came out of the egg.