さかのうえの英語教室について

昨年夏、下津井西小学校から坂を上がったところにオープンしたさかのうえの英語教室です!

お知らせ

さかのうえの探究教室Instagramはこちらです。 Login • Instagram

下津井シーヴィレッジ国際交流プロジェクトとして下津井国際マルシェの主催をさせていただきました。

小中学校の補習から高校・大学受験まで自分のペースで学べる地域密着型の「さかのうえの学習塾」はこちらです。 (小学生の探究教室も行っています。)

sakanoueno.net

地域にねざした英語教室を目指して、幼児の子育て中の親子から高齢者まで、幅広い年代を対象としています。

今回は、おそらく最近多くの人が疑問に思っている「小学生から英語をまなんだほうがいいの?」という疑問にお答えしたいと思います。そりゃ、英語教室の先生が言うんだから、「英語は小学生から!」って結論になるに決まっているでしょ・・・って思うでしょうから、結論を言うと、私は必ずしも小学生から英語を学んだ方がいいとは思っていません!笑

「あ、そうなの?やっぱり?小学生には、まず日本語の方が大事よねぇ」って思った方、そういう理由ではないので、最後まで読んでみてくださいね。

確かに、海外で育った小学生で、日本語があまりできない子がいるかもしれません。それは言ってみれば日本で育った日本人が、英語ができないことと同じ現象です。でも、日本に住んでいて、家庭で主に日本語を使っていて、日本の学校に通っている限り、この心配はありません。もし、英語を勉強しすぎて、日本語を使う時間が1日1時間をきってしまったら、そういう心配をしてください。なお、海外で育った場合でも、家庭で日本語を使って、しかも日本語の本を読んだり、ニュースを聞いたりしていればまったくそういう心配はありません。

それから、これはあまりいいたくないのですが、確かに、幼児英語教室などをのぞくと、あれ?この子大丈夫?「日本語をもっとやったほうがいいんじゃないの?」って思うことが、ないといえばうそになります。でも、それって英語をまなんでいるから日本語が怪しいんでしょうか?

おそらくそうではないですよね。一週間に一回水泳教室に通ったら日本語が怪しくなるって心配する人はいないですよね。週に数時間英語を勉強したから、日本語が怪しくなるということはまったくありません 。

じゃあ、なんで「私が小学校から英語を学んだ方がいい」という意見に反対なのかというと、それは、「小学生が単に教室で英語を学ぶことには意味がない」からです!

英語教室のことがそんなことを言うなんて、ちょっとびっくりしたと思うのですが、もちろん英語を勉強して身につければ将来的には役に立ちます。私は、高校生や大学生を何百人も教えてきましたが、ほとんどの生徒・学生は「もっと英語ができたら、もっと英語を勉強していたら」って思っていて、実際に就職時にも就職した後にも英語の能力があれば役に立つことは間違いありません。

でも、私が「小学生が英語を学ぶことには意味がない」というのは「小学生にとって」です。たとえば、今の小学生の親世代の方は”Is this a pen?”、”I like sushi.”みたいな英語を勉強したことがあると思うのですが、日本人同士で英語を話す練習をして、ただただ気恥ずかしい思いをした人も多いのではないでしょうか。もちろん、英語という言語を学ぶ楽しさはあります。また、身の回りにも英語はあるので、それが少しずつ分かるようになるという楽しみもあります。また、英検に合格すればちょっとうれしいかもしれません。

でも、これは学校のほかの教科にも言えるのですが、こういう勉強のためのお勉強ってどこかつまらないですよね。サッカーであれば、サッカーの練習や理論以外に、実際のサッカーの試合があります。これって、子どもたちにとって本当の経験ですよね。もし、将来サッカーの選手やコーチになることだけが目標で、18才までサッカーの試合をしないで練習や勉強ばっかりだったら、続けられる生徒はまずいないでしょう。

子どもたちにとって、将来のことはもちろん大切ですし、大人は特にそちらを心配しますが、どっちが大切かというと私は今だと思います。それは、子ども時代の経験そのものが貴重だということもありますが、子ども時代を楽しんだ方が、将来いろいろなことに成功する可能性も高くなると思います。もし、野球の大谷選手が子ども時代に野球を楽しいと思っていなかったら今のような偉大な選手になっていなかったのではないでしょうか。

これと同じことが英語の学習にもいえます。勉強のための勉強、英検のための勉強だけだと、何のためにやっているのかだんだん分からなくなってきます。下手すると英語嫌いになってしまうかもしれません。これが最初に「小学生が英語を学んだ方がいい」とは必ずしも思っていないと言った理由です。

では、子どもが英語を楽しめる環境とはどのようなものでしょうか。英語の音やリズムになれることができる歌やダンスでしょうか。あるいは広い世界に親しめる読書や、はたまた英語劇でしょうか。そういうものももちろんいいのですが、子どもたちの英語学習で一番大切なのは、真のコミュニケーション、言い換えれば、人と人との本当の交流です。この場合、外国人の先生とのコミュニケーションももちろん意味がありますし、さかのうえの英語教室でも、ベースとなるのは外国人の先生とのクラスですが、生徒にとって先生は先生です。日本の子どもたちのことをよく分かっていますし、場合によっては日本語で話しても理解してくれるかもしれません。でも、それはどこまでも教室の中の英語にすぎません。

実は、ここで「さかのうえの英語教室」が「地域にねざした英語教室」を目指していると書いてあることと関わってきます。この「地域にねざした」というのは何も「地域に長くあり知られている」という意味だけではありません。当英語教室が目指しているのは、子どもたちが、例えば下津井の人々の暮らしや、すばらしい自然、歴史や文化、観光地などについて語れ、地域に住んでいる外国人や地域を訪れる外国からの観光客とコミュニケーションができることです。

“Is that Mt. Fuji?”ではなく、”Is that Washuzan-hill?”と、”What flower is this? –It’s a lily”ではなく、”What fish is this?” “It’s a sawara.”、あるいは”My hometown is Shimotsui. I love my hometown!” だったら、どれだけコミュニケーションがいきいきとするか想像してみてください。さらに、こういう地域にねざした表現を使えば、すぐにでも下津井を訪れている外国人と本当のコミュニケーションができますね。

そして、ピクニックやポットラックパーティー、下津井シーヴィレッジプロジェクトと連携した、国際マルシェ、地域に住む外国人や留学生、海外からの訪問者など、実際にそのような交流事業を設けていく予定です。

このようなさかのうえの英語教室の授業に興味がある方は、ぜひ一度無料体験授業を受けてください。

授業料は2人から6人程度の少人数クラスで、幼稚園・小学生・中学生3,960円(月4回・一回50分・以下すべて税込み)、3才以下の子どもの親子クラス月2回・一回50分、3,560円(お茶・お菓子代込み、お子様1人・保護者の方1人の計2名で)、大人の方は5,280円(月4回・一回60分・2人以上のグループで受ける場合割引あり)です。また、入会時に入会金として7,700円がかかります(ご家族が在籍中の場合にはかかりません)。

小学生英語教室料金

クラス 料金 テキストブック 参考英検レベル
入門 3,300円 Let's Begin1,2 Let's Go1 英検Jr.ブロンズ
初級A 3,630円 Let's Go2,3 英検Jr.シルバー・ゴールド
初級B 3,960円 Let's Go4 英検5級相当
中級A 3,960円 Let's Go5 英検4級相当
中級B 4,290円 Let's Go6 英検3級相当

お問い合わせ・お申し込み 📞080-4331-3331 https://sakanoueno.net/

『はらぺこあおむしThe Very Hungry Caterpillar(とってもおなかをすかせたあおむし)』を読む(6)

さあ、ゆっくりじっくり読んできたThe Very Hungry Caterpillarもいよいよ最終回です。

He built a small house, called a cocoon, around himself.

He stayed inside for more than two weeks.

Then he nibbled a hole in the cocoon, pushed his way out and …

he was a beautiful butterfly!

あおむしは小さな家を作りました/まゆです(という名前の)/あおむし(自分自身)のまわりに

あおむしは中にいました/2週間以上も

そして、小さな穴を(かじって)あけました/まゆの中に/もぞもぞとはい出し・・・

美しい蝶々が現われました!

calledは過去分詞で「~と呼ばれる、~という(名前の)」という意味です。初級者が英語でつまづくポイントの一つです。

中学3年生で習いますが、受け身形の意味を持ちつつ、後ろから修飾するというのが、日本人にはかなり難しいようです。

蝶はまゆcocoonではなく、サナギchrysalisではないかという議論もよくされる問題の場所ですが、

著者のエリックカールさんは(マユを作る蝶もいるし)あえてcocoonを使いたかったと後のインタビューで答えています*1

”stay"は単に「(続けて)いる」という意味ですね。

「滞在する」でも間違いではないのですが、日本語の「滞在する」よりもずっといろんな場面で使われます。

ちなみに"stay alive"って、道路のそばの掲示によくありますが、どういうことか分かりますか?

自殺防止ということではなくて、アメリカでは「飲酒運転をするな」という意味なんですね。

日本では飲酒運転による巻き込み事故が問題になりますが、広いアメリカでは自損事故の方がが多いのでしょう。

その後の"pushed his way"の意味がわかった人。おめでとうございます!初級卒業です笑

これは、とても英語らしい表現で、一生懸命押し分けて進んでいる感じです。

最後の蝶々の絵は開放感があってとてもきれいですね。

これもこの絵本の魅力のなの一つでしょう。

練習問題

1)What did the caterpillar build? 2)What is the small house called? 3)How long did the caterpillar stay inside the cocoon? 4)What was he finally?

答え

1)He built a small house(, called a cocoon). 2)It is called a cocoon. 3)He stayed there for more than two weeks. 4)He was a beautiful butterfly!

*1:日本語訳では「さなぎ」にされています

『はらぺこあおむしThe Very Hungry Caterpillar(とってもおなかをすかせたあおむし)』を読む(5)

はらぺこあおむし』を読むの5回目です。

前回は、たくさんの食べ物を食べたはらぺこあおむしですが、その晩、おなかがいたくなります。

そりゃまあ、あおむしがさらみやアイスクリームを食べたらおなかもいたくなりますね・・・

That night he had a stomachache!

The next day was Sunday again.

The caterpillar ate through a nice green leaf.

And after that, he felt a bit better.

Now he wasn't hungry anymore.

And he wasn't a little caterpillar anymore; he was a big - fat - caterpillar.

そのよる、あおむしのおなかはいたくなりました(腹痛を経験しました)。

その次の日は、また日曜日でした。

あおむしは、すてきな青いはっぱをたべました。

そして、そのあと、少しすっきりしました(少しよく感じました・気分がよくなりました)。

(今や)もう、あおむしはおなかがちっとも空いていませんでした。

そして、もう小さなあおむしではありませんでした。おおきなふとったあおむしでした。

それほど、むずかしいところはないですが、いくつかとりあげて説明します。

まず、"He felt a bit better"のfeltですが、feelの過去形ですね。I feel goodというと「(’気分・体調が)いい」という意味になります。そのgoodの比較級です。つまり、この場合「体調・気持ちがよくなった(すごくいいかどうかは分からないけど、さっきほどは気持ち悪くなくなった)」という意味です。

"a bit better"は比較級を"a bit"で修飾します。a littleでも同じ意味ですが、a bitの方がずっとリズムがいいですね。

ちなみに、よく学校文法では比較級は"much"で修飾と習いますが、肯定文では実際にmuchで修飾することはほとんどありません。far や a lotを使います。

それから、"anymore"はここでは、notと一緒に使われて、「もはや(もう)~ない」という意味で使われます。大学、受験英語では"not ~ any longer"や"no longer"というのがよく出てきますが、あれと同じ意味です。

それでは、次回ははらぺこあおむしの最終回です。

その前に練習問題をどうぞ。

練習問題

1)When did he have a stomachache?

2)What day was the next day?

3)What did he feel after he ate through a nice green leaf?

4)What kind of catepillar was he then?

5)What kind of caterpillar wasn't he anymore?

こたえ

1)He had a stomachache that night .

2)It was Sunday.

3) (After that,) he felt a bit better.

4) He was a big, fat caterpillar (/one).

5) He wasn't a little caterpillar(/one) (anymore).

『はらぺこあおむしThe Very Hungry Caterpillar(とってもおなかをすかせたあおむし)』を読む(4)

さて、おなかが空いたあおむし、いよいよラストに向けて盛り上がってきます。

英語も数える表現がたくさん出てきますが、辞書を引いたり、絵を見れば簡単に想像できる内容です。

On Saturday he ate through…..

one piece of chocolate cake

one ice cream cone

One slice of Swiss cheese

One slice of salami

one lollipop, one piece of cherry pie,

one sausage, one cupcake and one slice of watermelon.

「土曜日にはあおむしは、チョコレートケーキ一つ、アイスクリーム(コーン)一つ、 スイスチーズ一切れ、サラミ一切れ、ロリポップ一つ、チェリーパイ一つ、ソーセージ一つ、 カップケーキ一つに、ウォーターメロン一切れを食べました。」

ネイティブって何でこんなに長くてめんどくさい数え方をするんだろう、本当にこんな数え方をしているんだろうか・・・?

って思ったことはないですか?

でも、実は音節の数から見たら日本語よりずっとシンプルなんですよ

たとえば、「チョコレート一枚one piece of chocolate cake」

日本語は一子音、一母音、一音節なので

チョ コ レー ト イ チ マ イ  と8音節もあります。

英語では

日本語式にカタカナでそのまま書くと確かに

ワ ン ピー ス オ ブ チョ コ レー ト ケ イ ク

とめっちゃ長く感じますが実際には発音されない母音や、子音をカッコに入れると

わ(ん) ぴー(す) お(ぶ) ちょ(こ) れい(と) けい(く)

カッコの部分をとると

わ ぴー お ちょ れい けい

になります。

比べてみてください。

チョ コ レー ト  イ  チ  マ  イ わ ぴー お  ちょ れい けい

「わ ぴー お  ちょ れい けい」の方がずっと短いですね。

いやいや「ネイティブは本当にそんな発音してるの」って?

たとえば、(特に日本人と話すことの少ない)ネイティブに

「チョ コ レー ト ケ イ ク」って言ってみてください。

99.9%通じません。

それに対して、

「ちょっれいっけいっ」は、多分、通じる・・・かも・・・!(笑)

このページは、本当にリズミカルに読む練習をすると英語の発音がぐっとよくなるので、練習してみましょう!

練習問題

What did the very hungry caterpillar eat through on Saturday?

答え

He ate through one piece of chocolate cake, one ice cream cone, one slice of Swiss cheese, one slice of salami, one lollipop, one piece of cherry pie, one sausage, one cupcake and one slice of watermelon.

早口言葉のように15秒以内で言えるようにがんばりましょう!😁

『はらぺこあおむしThe Very Hungry Caterpillar(とってもおなかをすかせたあおむし)』を読む(3)

はじめの数ページが意外とむずかしかったはらぺこあおむしですが、続きはかなり読みやすくなります。

また、絵本でも穴が開いた果物が並ぶ楽しいページで、ここがはらぺこあおむしのメインと言っていいでしょう。

On Monday, he ate through one apple, but he was still hungry.

On Tuesday, he ate through two pears, but he was still hungry.

On Wednesday, he ate through three plums, but he was still hungry.

On Thursday, he ate through four strawberries, but he was still hungry.

On Friday, he ate through five oranges, but he was still hungry.

月曜日には、彼(あおむし)は一つのりんごを食べ(て通り)ました。でも、まだあおむしははらぺこでした。

火曜日には、あおむしは二つのなしを食べました。でも、まだあおむしははらぺこでした。

水曜日には、あおむしは三つのなしを食べました。でも、まだあおむしははらぺこでした。

木曜日には、あおむしは四つのなしを食べました。でも、まだあおむしははらぺこでした。

金曜日には、あおむしは五つのなしを食べました。でも、まだあおむしははらぺこでした。

"ate"はもちろん"eat食べる"の過去形です。"eight"と発音がまったく同じです。

ちょっとひっかかるのが"through"でしょうか。これは"~を通り抜けて"という意味の前置詞です(あるいは副詞とも取れます)。 サッカーでスルーパスというときのスルーがこれですが、thの発音や、ghを発音しなかったりするので、 初級者が苦手とする単語かもしれませんね。

ここでは、曜日や果物名前や数などたくさんのことをまなぶことができます!

おまけ(練習問題)

1)What did he eat through on Monday?

2)How many strawberries did he eat through on Thursday?

3)What day of the week did he eat five oranges on?

答え

1)He ate through one/an apple.

2)He ate through four(strawberries).

3)He ate them on Friday.

『はらぺこあおむしThe Very Hungry Caterpillar(とってもおなかをすかせたあおむし)』を読む(2)

 さて、前回の続きです。

 意外と出だしからむずかしいThe Very Hungry Caterpillarですが、続きもやはり簡単ではありません。

One Sunday morning the warm sun came up….and POP, out of the egg came a tiny, very hungry caterpillar.

"ある日曜の朝、あったかい太陽が上がってきて・・・"

あおむしの話は一週間で、短い中に曜日の単語が全部出てくるのが特徴です。

ここまでは超かんたん、その次、"POP" !?

これはパンッって卵が割れる音だってなんとなく想像できますね。

日本語だと「ポンっと」や「ポンっていって」のように、「っと」や「っていって」がつくのが普通かもしれませんが、

辞書を引くと、popに動詞の意味がたくさん載っているので、これを動詞とってpop out of...?などと考えるとややこしくなってしまいます。*1

英語は"POP"をそのまま副詞として使えます。

英語の方がシンプルでかっこいい感じもしますが、日本語に比べて擬音語の数が少ないから可能なのかもしれません。

しかし、その分、擬音語も単語としてある程度覚える必要はあります。

さて、問題はその次です。

out of the egg came a tiny, very hungry caterpillar.

この文は、out ofから始まっていて次に動詞cameが来て、主語はどこ?って思って読んでいくと

ちゃんと出てきますねa tiny, very hungry caterpillarと。

通常の語順に直すと

A tiny, /very hungry /caterpillar / came /out of the egg.

"ちいさな/とてもおなかの空かせた /あおむしが /出てきた /卵から。"

ちなみに、中学生などを教えていてよくあるのが、a tinyとvery hungry caterpillarを分けてしまう間違いです*2

英語のカンマには二つの形容詞を並列する働きがあるのです。この場合はtinyとvery hungryをくっつけて、「小さく、そしてとてもおなかを空かせた」という意味になります。主に文を区切る場合にのみ用いられる日本語の読点「、」とは違う用法なので気をつけましょう。

最後の文は簡単です。いわゆる動名詞を使っていますね。

He /started /looking /for some food.

彼(あおむし)は、/始めた /探し /食べ物を(求めて)。

練習問題

肯定 A tiny, very hungry caterpillar came out of the egg.

⇒疑問

⇒Yes,No

⇒What主語

⇒答え

⇒Where

⇒答え

練習問題の答え

⇒疑問: Did a tiny, very hungry caterpillar come out of the egg?

⇒Yes/No: Yes, it did./ No, it didn't.

⇒What主語: What came out of the egg?

⇒答え: A tiny, very hungry caterpillar did.

⇒Where: Where did a tiny, very hungry caterpillar come?

⇒答え: It came out of the egg.

*1:過去形になっていないこと、および直後に","があることとさらに後ろにcameという動詞があることから動詞ではないと分かります。英語もある程度のレベルになると、一生懸命辞書を引いたり文法についてネットで調べたりしても、つまづくのはこういう細かいところだったりします。

*2:「一つの小さいと、おなかをすかせたあおむし」と訳して、分からなくなってしまう人がいます。

『はらぺこあおむしThe Very Hungry Caterpillar(とってもおなかをすかせたあおむし)』を読む(1)

 日本人は英語を話すのが苦手ってよくいいますね。

 じゃあ、読むのはちょっとはできるかなって思って、絵本なら読めるかなって思って

 The Very Hungry Caterpillarを手に取ってみた人もいるのではないでしょうか?

 幼児向けのものなら、読めるだろうって。

 確かに中学校の英語をきちんとやってきたひとなら大体読めるのですが、

 でも、意外と知らない単語があったり、辞書を引いてもピンとこないところがあったり

 予想外にむずかしい・・・読むのは読めると思っていたのに、幼児向けの絵本でも

 100%分からないなんて・・・ってがっかりした人もいるのではないでしょうか。

 実際、教科書と違ってむずかしいところはありますね。

 ここでは、日本人がひっかかりそうなところをとりあげて解説していきたいと思います。

 出だしの一文

  In the light of the moon/ a little egg/ lay/ on a leaf. 月の明かりのなか/ ちいさなたまごが/ ありました/ はっぱのうえに

 ものがたりにいきなり引き込まれる美しい文章なのですが、

 英語がそれほど得意でない人にとってはちょっと長いですよね。

 しかも、動詞layが後ろの方にあって、これも慣れない感じかもしれません。

 そして、このlayですが、辞書でそのまま引くと「lay: 卵をうむ」とあるので

 ああ、卵が生まれたんだ?って思うかもしれませんがそうではないんですね。

 んー、なんかすっきりしない!

   そこで、ちょっとずるをしてもりひさしさんの日本語訳を見てみると・・・

 「おや、はっぱの うえに ちっちゃなたまご。おつきさまが、そらから みて いいました。」

 何のことやらさっぱり分かりません(笑)。

 中学生の時のぼくだったらここで投げ出していたかもしれません・・・。

 

 実は、この"lay”は「lie: ある」の過去形なんですね。

 これを現在にすると

   A little egg/ lies/ on a leaf.   ちいさなたまごが/ あります/  はっぱのうえに    それの過去形にしたのが

  A little egg/ lay/ on a leaf.   ちいさなたまごが/ ありました/ はっぱのうえに

 なんですね。

 これが、ぱっと分かるのは少なくとも英検準2級以上の英語力が

 あるかたなんじゃないでしょうか。

 英検3級以下の実力でこれがぱっと分かるとすると相当英語センスがある人で、

 普通は教えられてみたらそうかなぐらいと思います。

   今回は最初の一文でかなり長くなったので、続きはまた次回に!

おまけ

練習問題

出だしの一文

  In the light of the moon/ a little egg/  lay/ on a leaf. 月の明かりのなか/ ちいさなたまごが/ ありました/ はっぱのうえに

 ものがたりにいきなり引き込まれる美しい文章なのですが、

 英語がそれほど得意でない人にとってはちょっと長いですよね。

 しかも、動詞layが後ろの方にあって、これも慣れない感じかもしれません。

 そして、このlayですが、辞書でそのまま引くと「lay: 卵をうむ」とあるので

 ああ、卵が生まれたんだ?って思うかもしれませんがそうではないんですね。    実は、この"lay”は「lie: ある」の過去形なんです。

 これを現在にすると

   A little egg/ lies/ on a leaf.   ちいさなたまごが/   あります/  はっぱのうえに    それの過去形にしたのが

  A little egg/ lay/ on a leaf.   ちいさなたまごが/    ありました/   はっぱのうえに

 なんですね。 

Make questions and answer them!

○A little egg lies on a leaf. ☆疑問文 ⇒ ☆答え ⇒

○Does a little egg lie on a flower? ☆答え⇒

☆Whatを使って「何が」 ⇒ ☆答え ⇒ ☆Whereを使った疑問文 ⇒ ☆答え ⇒

○A little egg lay on a leaf. ☆疑問文 ⇒ ☆答え ⇒

○Did a little egg lie on a flower? ☆⇒

☆Whatを使った疑問文 ⇒ ☆答え ⇒ ☆Whereを使った疑問文 ⇒ ☆答え ⇒

解答

A little egg lies on a leaf. 疑問文と答え⇒Does a little egg lie on a leaf? Yes, it does. Does a little egg lie on a flower?⇒No, it doesn't Whatを使った疑問文⇒What lies on a leaf? A little egg does.(A little egg lies on a leaf.) Whereを使った疑問文⇒Where does a little egg lie? It lies on a leaf.

A little egg lay on a leaf. 疑問文と答え⇒Did a little egg lie on a leaf? Yes, it did. Did a little egg lie on a flower?⇒No, it didn't. Whatを使った疑問文⇒What lay on a leaf? A little egg did.(A little egg lay on a leaf.) Whereを使った疑問文⇒Where did a little egg lie? It lay on a leaf.